私は東京の都電電停近くで生まれ育った。4年前に母を亡くしているので、路地裏を撮り続けるこ とはそれと重なる部分が多い。3.11の頃から、東京での再開発が目立つようになってきたことも あり尚更だ。そんな中で思うことは、当然にネガテイブなことになりがちだが、私が癒されるの は、例えばどこにでもある川の堤防の上からの眺めだったり、生まれ育った街の店先に似ている 眺めだったりする。今は儚い運命に思えてならないけれど、私はこれからも路地裏を撮り続ける ことで自分の心の中に光を見出していきたいと思う。